キャバクラで働きたいけれど、お酒も飲めない未成年だという方もいらっしゃいますよね。最初からそれでは無理だと思って、キャバクラ店での勤務を諦めてしまっている方もいるのではないでしょうか? しかし結論から言えば、未成年でもお酒が飲めなくてもキャバクラで働くことはできます!18歳以上であればキャバクラ店で働くことは法律的に何の問題もないのです。
最近のキャバクラ店では、キャストにお酒を強要するお店はほとんどありません。そのため未成年であるかないかに関わらず、実際にお酒を一切飲まずにお仕事をしている人は多いんです。また、フェイクドリンクといってお客様にはわからないように、キャストにはノンアルコールの飲み物を出すシステムを利用することも可能です。 でも基本的には夜の業界では「若さ」は武器になりますので、未成年であることをお客様に公言してはっきりと「飲まない」接客をしていく方がいいでしょう。
まず18歳未満であれば、高校生であってもなくても午後10時~午前5時までの労働が労働基準法によって禁止されています。さらに風営法では、18歳未満はお客様との接待行為をすることができません。接待行為とは、お客様とのおしゃべりやスキンシップ、カラオケのデュエットやダンスなどのことです。これは、カウンター越しに接客をするガールズバーやスナックでも同様です。
では18歳になった高校生はキャバクラ店で働くことはできるのでしょうか? 2016年現在、労働基準法にはそのような記載はありません。地域によっては条例で禁止されているところもありますが、それ以外では現状法律上は問題はありません。ですが、問題は法律よりも学校側の校則と世間体にあります。一般的にアルバイトが認められている高校であったとしても「キャバクラ」は認められない場合がほとんどでしょう。また世間体の面では、「高校生を雇っている=18歳未満を雇っているかもしれない」という事で警察の捜査対象になる可能性が非常に高いのです。そのため、高校生を雇っているキャバクラ・スナック・ガールズバーなどの店はほとんど無いと言っていいでしょう。だからといって、高校に在学しているのに「辞めた」「行っていない」などと偽ったり、18歳未満なのに18歳以上だと偽りお店に損害が発生した場合には、不法行為に基づく損害賠償請求をされる可能性がありますので絶対にしてはいけません。
中には違法に18歳未満の女性を雇い接待させているお店があります。18歳未満を雇っているお店にはどんな危険があるのでしょうか?
先ほども述べましたが18歳未満の方がお酒の席で接待をする水商売のお仕事をすることは、風営法と児童福祉法の両方に、夜10時以降に働くことは労働基準法にも違反しています。 これらの法律に違反すると雇用主(お店の責任者)は懲役などの重い刑罰を受け、雇われた従業員は補導されます。
法律を無視するようなお店は、あらゆる点でお客様も従業員をも不当に扱います。特に社会経験の浅い未成年ともなると法的知識も浅いために上手く言いくるめられたり、場合によっては18歳未満は違法だと認識した上で応募した為に、自分からも強く反論できないという事も起こりえます。従わないと学校や親にばらすなどと言って、下記のような悪質な条件で働かされることが多くあります。
経営がいい加減なので、時給の計算やバックの計算が適当だったり、ごまかされたりすることがあります。
1日の欠席だけで3万円前後の罰金が取られることもあります。また、月ごとの指名のノルマが何本と決まっており、到達しなかった指名本数×1万円などのノルマが設定されているお店もあります。ちなみに、ノルマにペナルティを課すという行為はキャバクラという業種に限らず法律違反です。
辞めたくても、人手が足りないなどの理由で辞めさせてもらえず、勝手に辞めるとお給料を支払ってくれないお店もあります。しかし、働いた分の給料を払わないという行為も立派な法律違反です。
「若いうちが華」という言葉もありますが、キャバクラはまさに若さゆえの元気さやみずみずしさを大いに売りにできる職業です。また、若い=お仕事に慣れていないという初々しさも重宝されます。 キャバクラに来る30代~50代くらいの男性は、実生活で18歳や19歳の若い女の子と知り合える機会なんてめったにありません。そのため、年齢が若いということは非常に強い武器となります。キャストとしての人気も出やすいので、効率よくお給料を稼ぐことができるんです。
キャバクラのお客様は、比較的サラリーマンの方などが多いものの、会社の経営者などのお金持ちの方が来店することもしばしばあります。また、お店によっては芸能人やスポーツ選手などが来店することもあります。そのため、女性にとっては自分の知らない世界の話を知ることができるチャンスです。また、お客様への気遣いや、トークのスキルなどを身につけることもできます。社会に出れば、キャバクラと同じような年代の会社の上司と関わる機会はたくさんあります。とくに営業職であれば、自分自身を取引先に気に入ってもらい、トーク力で相手の心を動かして注文を取り付けなければなりません。その際、キャバクラでの接客で身に着けた愛想や愛嬌が、大いに武器となることだってあります。高収入という以外にもキャバクラで働くメリットは色々あるんです。
18歳未満はキャバクラで働けないということや、高校生が働けるお店はほとんどないこと…ですが18歳以上であれば未成年でも、十分に稼ぐことのできるお仕事であることをわかっていただけたでしょうか?お店を決める際には、面接官の対応がきちんとしているかどうかなどもよく見つつ、ぜひ自分に合った良いお店選びをしてくださいね。アナタも今しかない若さを生かしながら、キャバクラという華やかなお仕事で活躍されてみてはいかがですか?