「顔は悪くないしトークだって盛り上がる、どうして指名がもらえないんだろう…」 もしかしたらそれは営業メールが原因かもしれません。お客様を指名につなげるためにはビジュアルやトークよりも、営業メールがとても大切。間違った営業メールをしてしまうとお客様が離れて行ってしまうこともあるほどなんです。しかし、なかなか営業が上手くできない、どうやって営業したら良いの?というキャバ嬢も多いものです。では、№1のキャバ嬢は、一体どうやってお客様を呼んでいるのか? それでは、営業メールのポイントを早速ご紹介していきたいと思います。
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営業メールとは、キャバ嬢がお客様に「営業目的で送るメール」のことです。単刀直入に「今日お店に来て」という文面でも、「おはよう、今日も仕事頑張ろう」という間接的に指名が欲しいという文面でもお店に来てもらうことが目的のメールを総して『営業メール』と言います。この営業メールで、お客様がお店に来てくれるかどうか、指名をくれるかどうかがかかっていると言っても過言ではないくらい大事なお仕事内容なのです。 多くのお客様がいますし、いちいち面倒くさい!と思うかも知れませんが、これは大きなポイントです。 普段から連絡をとるようにして、“お店に来て欲しい時だけ連絡をするのではない”という事を印象付ける為です。 営業をする際には、メールを使う事が多いでしょう。メールの場合は、常識を考えて、寝ている時間帯(夜間)などは避けて送信するのが望ましいです。奥様がいらっしゃるお客様の場合などは、家で携帯を触ってばかりもいられませんからね。お仕事中、特にお昼休みの時間帯などが、お客様の都合を考えると一番無難でしょう。
営業メールがお店への来店、指名を促す分注意も必要です。間違った営業メールで指名がもらえるチャンスを逃さないようにしましょう。
ブログのように、自分の言いたいことだけ言って終わるメールはNGです。「今日は友達と梅田に行って、美味しいパスタ屋さんでパスタ食べてきました!」このような文面だとお客様も「だから何?」と思ってしまいます。メールを送るときは、お客様にも興味をもってもらったり、疑問文で文面を終えて返信をさりげなく促すようなメールが良いでしょう。
お客様は結婚されている方もいますし、次の日の朝が早い方もいます。真夜中や朝方にメールが届いたら大迷惑です。基本的に22時以降~8時までの連絡は控えることがトラブルにならないコツです。結婚をしていてもキャバ嬢には独身だと嘘をつきたい方もいるので、相手から連絡がこない限り夜中の時間帯に連絡するのは控えましょう。
頻度はお客様のライフスタイルによって様々です。毎日メールをしないと嫌だというお客様もいますし、用事があるときしかメールしたくないという方もいます。しかし、月に1度もお店に来てくれないお客様に毎日メールするのもしつこいと思われてしまいますし、なによりキャバ嬢自身が大変です。返信や来店頻度の様子を見て、メールの頻度を決めていくのがベストでしょう。
コピペメールは「皆に送ってるんだろうな。」と、すぐにバレてしまいます。面倒でもそれぞれに合った内容のメールを送りましょう。 いかにも営業だな、と思われるようなメールばかりを送ってしまうのも好ましくありません。 メールが来たと思って読んでみると「今日お店に来て!」「ノルマが達成できないかも知れないから助けて欲しい。」といった内容だと、いくら連絡を小まめにとっていても気持ちが冷めてしまうお客様もいます。 「たまには行ってあげようかな。」と思って下さっていたとしてもこのメールで行きたくなくなってしまうのです。 「どうせ営業メールしかして来ないんだな。」と思われてしまい、そのキャストから心が離れてしまう原因にもなってしまいます。特に、お金に余裕のあるような太客の方はこのような営業をかけられる事を嫌う傾向が強いです。 こういった内容のメールはお客様の都合や気持ちなどは一切お構いなしですね。キャストの自己中心的な思いが現れてしまっています。
ではどのような文面を心がけて営業メールを作成すればいいのでしょうか。売れているキャバ嬢がやっている文章テクニックをご紹介します。
「今日は友達と梅田に行って美味しいパスタを食べようと思ったのに定休日でやっていませんでした。口コミでも評判のお店だから楽しみにしていたのに・・・。時間が合ったら今週末一緒に行きませんか? ♡」このように、返信を促しつつ同伴を誘っているようなメールは指名につながる可能性大です。ただの日常の当たり障りのないことよりも、さり気なく来店につなげる文面を心がけてみてくださいね。
お客様にメールをするベストなタイミングはお客様が一息をつく時間です。朝の通勤時間、12~13時ほどの昼休憩、17~18時の退社時間、21~22時ほどの残業終了時間などがもっともベストなタイミング。仕事に追われてホッと一息がついたときにメールをみたら、「早く仕事終わらせて顔を見に行こうかな」と思ってもらうことができますよ。
返信の頻度は、緊急をようしない内容であればお客様と同じくらいのペースで返信すると相手の負担になりません。相手が2時間間隔ほどで返信をしてきたらこちらも2時間ほど置いて、1日間が空いてメールがきたらこちらも1日置くというふうに相手のペースに合わせましょう。
お客様の中には四六時中メールしたいという方もいますが、それではキャバ嬢が疲れてしまいます。予め「昼の仕事があるからメールはあまりできないけどなるべく送るようにするね」といっておけば、相手も納得してくれるはずです。メールで話しすぎてもお店で話す内容が無くなってしまうので、長くなりそうな話や大切な話は「顔を見て話したいから今度会ったときね」と切り上げてしまいましょう。
お客様が一息つく時間にメールをし、お客様のペースに合わせるためにもスケジュールを把握することが大事です。お客様は行動がパターン化している人が多いです。月~木は絶対に飲みに行かないけど金・土は必ずお酒を飲む。水曜日だけ残業がない。給料日後に頻繁に来るなど相手のスケジュールを把握してしまえば、あとは「今日一緒にご飯行きましょう」と同伴を誘いやすくなりますし、「今日は何時に来れる?♡」などの直球的なメールの文面を送ってもOKになります。「この子、俺のことよく分かってるな」と喜ぶお客様も多いでしょう。
営業メールはお客様ごとに分けるのが最適です。甘えてもらうのが大好きなお客様、引っ張ってもらうのが大好きなお客様、癒しをもとめているお客様など、1人1人に合ったメールを送信しましょう。しかし、連絡先を交換したばかりのお客様だとまだどのような性格をしているのか分からないこともあるかと思います。そこで、どんなタイプの人でも好感を持ってくれるメールのコツをポイントに分けてご紹介します。
「今日は寒いので風邪ひかないようにね」「昨日たくさん飲んでたけど気分悪くない?」など相手の体を気遣うというのがポイントです。心配をしてもらって悪い気がする人はいませんね。あなたが大切ですという雰囲気をメールで出しましょう。
「あなただけに相談があるんだけど」「2人の秘密だよ」など自分にとってあなたは特別ですという文面を作りましょう。お気に入りではないキャバ嬢にこのセリフを言われてもときめく人は多いはずです。
「好きな食べ物は何ですか?」「好みの女性はどんなタイプですか?」など、あなたに興味があります!というメールに男性は喜びます。もしかしたら自分のことが気になっているのかな?とお客様に思わせればキャバ嬢の勝ちです!お客様はキャバ嬢を落とすために頻繁にお店に通うことになるでしょう。
お仕事お疲れ様、今日もお疲れ様ですなど「お疲れ様」という言葉を気がついたら多用してしまう方は注意が必要で す。お客様が社会人あればお疲れ様という言葉は会社で聞き飽きています。お疲れ様という言葉を聞いただけで仕事モードになってしまう人もいるので、違う言葉でねぎらってあげましょう。「お帰りなさい」「大変だったね」「今日も頑張ったね」などお客様がホッとできる言葉がいいですね。
今日営業成績で表彰されちゃったよ、と言ったメールがきたら「すごいね!おめでとう」。髪切ったよと写メが来たら「すっごいかっこいい!前の髪型もよかったけど今回のも雰囲気が違って素敵だよ」と褒めまくりましょう。褒めてほしくてメールしてきたんだなと思えば多少オーバーでも相手の気分が良くなるまで褒めてあげるのがポイントです。
男性は女性以上に文面のハートマークに憧れがあります。女性は女性同士でハートマークを活用しますが、男性同士では使用することがあまりないためハートマークは特別なものだという思いが強いのです。甘えたいとき、おねだりしたいときなどハートマークを入れると成功率UPです。
フリーのお客様についてアドレス交換した場合、お客様も色々なキャバ嬢と会話しているのであなたの顔を忘れてしまっている可能性があります。顔と名前を一致させるためにも「話題に出た映画今度見に行きませんか?」「美味しいって言ってたデザート買ってみました」など話した内容をメールに乗せるのは非常に効果です。あんなことまで覚えていてくれたんだと嬉しく思ってくれるお客様もいますよ。
ポイントを踏まえて、失敗の少ないスタンダードな営業メール定型文を状況別にご紹介しますのでぜひ活用してくださいね。ただし、似たようなメールばかり送って、お客様にテンプレと思われては逆効果なので使いすぎに注意してアレンジを忘れないようにしましょう。
「おはようございます。今日も寒いので風邪ひかないように温かくしてくださいね。私もこれから仕事です。一緒に頑張りましょう♡」 (ポイント:気遣い、一緒にという特別感、ハートマーク)
「もうお仕事終わっておうちですか?お帰りなさい♡私は今から出勤です。○○さんは今日どんな予定?」 (ポイント:ホッとするねぎらいの言葉、ハートマーク、出勤予定のアピール、お客様のスケジュール把握)
「こんばんは~。○○さん今日は何してますか?お店の近くにいるんですか?」 (ポイント:お客様のスケジュール把握)
「こんにちは。この間話に出てたイタリアン行ってみませんか?もし行けるようなら予約してみます!今週末はどうですか?」 (ポイント:会話を覚えているアピール)
「○○さん今何してますか?今日はすごく嫌なお客様ばかりで落ち込んでます。こんな愚痴聞いてくれるのは○○さんだけだよ」 (ポイント:特別感)
「今日はお店がすごく暇でずっと待機しています。近くにいたら飲みに来てね♡○○さんにしか連絡してないから、ずっと2人だけでいられると思うよ♡」 (ポイント:特別感)
営業メールは、テーブルについてお話することと同じくらい大切なお仕事内容です。お店を出てもお客様とやり取りしなければいけないのが面倒くさいと思わずに、指名につなげるための一歩だと割り切ってしまうようにしましょう。