稼ぐキャバ嬢はみんな知ってる「アフター」のメリットと注意点
キャバ嬢をしていると、お客様からアフターに誘われる事があります。時給もバックマージンも発生しない『アフター』。なぜそんなことをしなくてはいけないのかと疑問に思うキャバ嬢もたくさんいると思います。しかしアフターには様々なメリットもあるのです。今日はアフターのメリットやアフターをする際の注意点などをご紹介していきます。
目次
キャバクラのアフターとは?
キャバクラには『アフター』というシステムがあります。アフターとはafter。「あとの」「のちの」などを指す言葉です。お店がcloseしたり、キャバクラ嬢が上がりの時間になってお店から退店したら、お店に来てくれたお客様と外で待ち合わせすることを言います。お店の「あとの」お仕事というわけです。アフターは、同伴出勤と違いバックマージンが発生しません。もちろん時給もないのです。同伴が「その日の集客につなげるもの」だとすると、アフターは「次の指名につなげるため」にするものです。例えば指名でお客様が来てくれたのに、ほかの指名と被ってしまいあまり席につけなかったときや、アフターに付き合えば次お店に来てくれたときに指名をもらえるかもしれないなと考えた時などにします。
アフターをするメリットは?
指名でお店に行っても、お客様はキャバ嬢を1人占めするわけにはいきません。指名が被っていたらそちらの席にも行かないといけないし、長く一緒にいたいと思っても料金が発生してしまうわけです。そうするとお客様はどう思うと思いますか?「せっかく指名代を払っているのにこんな数十分しか一緒にいられないなら指名しない」なんて拗ねてしまう方もいるでしょう。そんなお客様に特別感を味わってもらえるのがアフターなのです。「お給料が発生しないのに自分と一緒にいてくれるんだ」「ほかにも指名客はいたのに俺は特別なんだ」と思ってもらいやすくなるのです。そうすることで次の指名も快くしてもらえるという狙いもあります。また、フリーのお客様とアフターに行くことで「この前のキャバ嬢アフターに付き合ってくれたら指名しようかな」と思うお客様もいます。 また、早々にチェックをして帰ってしまうお客様にもアフターは効果的。このあと違うキャバクラに行くのかなと思ったら「今日は何時に上がるからそのあとアフターに行きましょう。」と誘っておけば、帰らずにそのままお店にいてくれる確率がグッと高くなるわけです。
アフターがデメリットにならないためのテクニック
大半のお客様はキャバ嬢ともっと仲良くなりたいと思って、アフターに誘っているので食事やカラオケ、ボーリングなどがアフター場所になります。しかしやっぱり男。少しだけHなことを想像して「あわよくば」を狙って口説いたり、カラダ目的でアフターに誘ってくる人もいるのです。その誘いを無下に断ってしまうと、せっかくアフターにお付き合いしているのに指名を切られてしまうなんてことにもなりかねません。そこで、アフターがデメリットにならないためのテクニックをご紹介します。
最初に時間を決めておく
最初に「昼職の残業が残っているから2時間くらいしか時間とれないけど大丈夫ですか?」「お父さんが最寄りの駅まで迎えに来てくれるから○○時には地元についてなければいけないの」と時間制限を設けておきましょう。予定を明白にしておくことでお客様も「このあともしかしたら・・・」なんて甘い妄想をすることがなくなるので、お互い割り切ってアフターをすることができます。
アフター用のお店をピックアップしておく
相手に主導権をにぎられてしまうと、家から遠いところや密室などに連れていかれてしまう可能性もあります。アフターの場所は必ず自分で選ぶようにしましょう。お店の近くにあるアフター用のお店をいくつか選んでおくといいですよ。「このお客様はお触りするから変なムードにならないように明るいお店」「このお客様はワインが好きだからワインが置いてあるお店」「マスターが私を覚えていてくれているから、お酒が弱い私のために弱めのお酒を用意してくれるお店」などお客様によって使い分けましょう。
お酒を飲み過ぎない
「キャバ嬢を酔わせてホテルに連れ込んじゃえ!」そう思うお客様もいます。酔っていると思考回路も低下しますから、きちんと断れないでホテルまでついていってしまったり、最悪の場合意識のないままホテルに連れていかれるなんてこともありえるわけです。そんなことにならないためにお酒を飲み過ぎないようにしましょう。バーで飲んでるなら、お客様がいないすきに「ウーロンハイってオーダーしても私の分はウーロン茶を内緒で持ってきてください」とお願いしておくのも良いと思います。
これはやっちゃダメ!アフターの注意点3つ
アフターには気を付けなければいけないポイントもあります。他のキャバ嬢やお客様ともめたりしないように、NGポイントをおさえておきましょう。
アフターをしてはいけないお客様もいる
アフターをしてはいけないお客様もいます。それは『他のキャバ嬢を指名しているお客様』です。これはキャバクラ共通のルールとして絶対NGです。例えば、いつも指名しているキャバクラ嬢がお休みでお客様はフリーでお店に入ったけれどたまたま席に着いたあなたを気に入って場内指名をしてアフターに誘ってきた。こんなパターンでもNGです。他にも、グレーゾーンがあります。『他のキャバ嬢を指名しているお客様の枝』です。お客様の枝とは、お客様が連れてきてくれた新しいお客様のことを指します。1本の木を想像してみてください。一本の太い幹に枝がいくつもついていますね。お客様もこれと同じように例えられます。例えばAというキャバ嬢を指名しているお客様が、一緒に10人の友人をつれてきた。この10人は全部Aを指名しているお客様の枝です。この日の10名分の売り上げはAにつくわけです。
この時に枝の1人があなたをアフターに誘ったとしますね。この時に行くか行かないかは自分だけで判断してはいけません。あなたのことを誘ってきたお客様の機嫌を損ねたら、Aを指名しているお客様も店に来なくなってしまう可能性があるからです。そうするとAの今後の売り上げにも関わってきてしまいます。お客様には「指名の子がいる席では指名の子がアフターに行かないなら行ってはいけない決まりになっているの」と告げて自分ではなくキャバクラのシステムが悪いという言い方をするのがベストです。のちほど裏でAに「アフターに誘われたんですけどどうしたらいいですか?」と相談しましょう。みんなでアフターに行きましょうとなったら一緒にいけばお客様の顔もAの顔も立ちますよ。
値段が高い場所に行くのはNG
料理が高すぎるお店などにいくのはやめておいた方が無難です。あくまでもアフターの目的は、これからもお店に通ってもらうことにありますから、お店の外でお金を使いすぎてしまうとお店にこれなくなってしまう心配があります。2人で1~2万円ほどが理想です。
毎回アフターに行くのはNG
毎回同じお客様とアフターに行くと、お客様も「お店に行けば必ずアフターが出来る」と思い込んでしまいます。たまたま用事があってアフターをお断りすれば「他の客とアフターに行くんだろう」と勘繰られてしまったり、機嫌をそこねてしまうかもしれません。アフターは特別な時にいくのがちょうど良いのです。
初回でアフターに誘ってくるお客様は要注意
下心満々で、誰にでも声を掛けている可能性が高いです。この手のお客様は、簡単に落とせるキャバ嬢がいればラッキーという程度に考えています。もちろん、アフターはお断りをします。 しかし、こういったお客様にも「今日のアフターは行けないけど、予定を見て連絡したいので、連絡先を教えて下さい。」や、「まだ知り合ったばかりだから、もっと○○さんの事を知りたいです。」と言って名刺やメールアドレスを聞き出し、なるべくお店に来て頂けるように連絡をしていきます。
アフターについてまとめ
アフターは先の見えない投資のようなものです。アフターをすることによってプラスが生まれたり、逆に失敗してマイナスが生まれてしまったりします。マイナスにならないようにポイントをおさえて、アフターを指名や売り上げにつなげていきましょう。