キャバクラの世界には『同伴出勤(略して同伴)』というものがあります。キャバクラ初心者たちは「お店の外で会うなんてめんどくさい」と思ってしまいがちですが、実は同伴はとってもお得なんです!指名がとれない、とお悩みのキャバ嬢たちも必見ですよ。
キャバクラの『同伴』とは、お客様が指名のキャバ嬢の出勤前に店外で会ってから一緒にお店に入ることを言います。お店にもよりますが同伴には1,000~3,000円ほどの金銭が発生し、お客様が負担してお店に払います。 店外ではご飯を食べたり何か物を買ってもらったり、どこかに行ったりと行先や待ち合わせ時間は2人の自由です。中にはお店の目の前で待ち合わせをして、すぐにお店に入ってくれる「店前同伴」をしてくれるお客様もいます。
同伴出勤の仕方はお店によってまちまちですが、キャバ嬢のシフト時間が20時入りの場合、「同伴なら22時までに入ればいいよ」というように出勤時間を遅らせてくれるお店が多いです。 もちろん時給は22時からしか付きませんが、遅刻扱いではないので罰金はとられません。しかしこの場合だと22時を過ぎた同伴は罰金になってしまい、20時から遅刻分の罰金が取られる可能性があるので注意してくださいね。
お客様との同伴が決まったらお店に連絡をして、「○○様(お客様の名前)と同伴です。何時ごろの入店になりそうです。」と報告しましょう。当日に同伴が決まっても全く問題ありません。決まった時点で連絡をしてくださいね。 また、必ず同伴をしないといいけない『同伴デー』が設けられているお店もあります。その日に同伴できないと罰金というお店もあるので、同伴デーが分かっていれば指名のお客様にあらかじめお願いしておくというのも一つの手です。
人気のキャバ嬢になると同伴のお客様が複数いることも。そんな時はお客様同士で鉢合わせしないように工夫が必要です。例えば3人と同伴する約束がある場合は、1人とはご飯を食べてからそのまま同伴、2人目はお店の裏口で待ってもらって店前同伴、3人目は最寄りの駅で待ち合わせしてすぐにお店へなど、待ち合わせ場所はお店から近いけどお店の入り口が見えないようなところにするのがベターです。
「なぜ、時給も発生しないのに店外でお客様と合わなければならないのだろう・・。」最初はこのように感じますよね。でも同伴はメリットがたくさんあるんです。
同伴をするということは、そのお客様は必ずお店にきて指名してくれるということです。同伴=指名ということですね。お客様に「あとで行くね」と言われてやっぱりほかのお店に行かれてしまった経験はありませんか?客引きで安い方へ行ってしまうなどはよくあることなのですが、同伴ならそんな心配もいりません。
同伴をする最大のメリットはバックマージンです。ほとんどのお店は同伴をすればバックマージンがもらえます。金額はお店によってさまざま。1,000~3,000円だったり、お会計の10%から20%だったり、ポイントが2倍になったりと損することはありません。 大体のお店は、お店が空いている早い時間にお客様に入ってほしいので、早く入れば入るほどバックマージンも高額になります。
指名のお客様が一人もいない出勤日はテンションが下がりますよね。そんな日に限って周りのキャバ嬢はみんな指名が来ている・・・。となると焦ってしまうことでしょう。同伴の約束があれば、そんな焦りも必要なくなりますよ。
同伴がもたらす恩恵をご理解いただけましたでしょうか。少しでもやる気がUPしましたか?それでは今から『同伴の誘い方』を紹介したいと思います。
一番オーソドックスな誘い方です。話に出てた料理のおいしいお店や話題の映画など、一緒に行こうといって断る男性はあまりいないのではないでしょうか。 この時に、キャバクラの経験が浅い男性は同伴自体を知らない可能性もあるので、「同伴なら少し遅めに出勤しても大丈夫だから!」と同伴だよという事をさらっと言っておきましょう。
基本的に指名をしてくれるお客様は、そのキャバ嬢のことを応援しています。そして自分の彼女になってほしいと淡い夢を抱いているお客様も少なくはありません。そんな思いを抱いているキャバ嬢のピンチ。役に立ちたいと思うのが男心です。
強制同伴デーとは、キャバ嬢は誰かしらと同伴しなければならないわけです。そんな時に1番に自分を選んでくれたとあらばお客様も怒りはしないはず。「あなたしか頼れないの」と付け加えれば完璧です。
お客様に対して特別感を出し、女性に頼られたい、甘えて欲しいという男心を上手く刺激する方法です。「実は、朝から体調が良くないんです。フリーのお席につくのツライし、お休みしたいけど無理だし…。」と言うと「じゃあ、今日は一緒にお店行こう!他の席に行かなくて良いから。」と言ってもらえたりします。同じお客様に頻繁に使うことはできないのが残念なところ(笑)
あえて何でもない日に、“二人だけの記念日”を作るのも手です。二人が出会った日やボトルを初めて下ろしてくれた時などなど何でもOK。他の人には無い自分だけの記念日に、お客様も喜んで下さいます。これも特別感の演出ですね。
同伴では、お店のように黒服たちが守ってはくれません。自分の身は自分で守らなければならないので細心の注意が必要です。万が一の時の為に、スタッフとすぐに連絡が取れるようにしておくと安心でしょう。また、同伴でお客様に無理をさせすぎると売り上げへとつながらないこともあるので、以下の5つのNGポイントに注意してくださいね。
車に乗ってどこか知らないところへ連れていかれて逃げ場がなく乱暴されたり、そのままホテルに駐車されてしまう危険もあるので車はNG。信用しているお客様でもお酒が入れば何が起こるか分かりません。 車で行かなければならないような場所は拒否しましょう。万が一車に乗らなければいけないようになったら同伴をお断りした方がいいでしょう。
カラオケBOXやホテル、家などの個室は何が起きるか分かりません。周りに助けを呼べない状況はNGです。こちらもお断りするようにしてくださいね。カラオケがしたいのならカラオケ付きのスナックやガールズバーに行くのも一つの手段です。
お店から遠ければ遠いほどお客様も開放感が出てしまうので「今日お店休みなよ」といったセリフがでてきてしまうこともあります。 お客様がお店に来てくれないと、同伴とは認められません。なるべく自分が主導権をにぎり、近場のお店を選ぶようにしましょう。 「焼肉を食べに行こう」と決定したら、「近くですごい評判のお店があるの!ずっと行きたかったのでそこにしませんか?」と誘導してみてくださいね。
同伴の目的はあくまでもお店に来てもらうことです。同伴中に高いものをねだりすぎるとお店でお金を使ってくれなくなる可能性が出てきます。高価なものをお願いするのは誕生日などの決まったときにするのがいいでしょう。あえて庶民的なお店を提案したり、あなたが食事代を払ったり、という事をするのです。毎回する必要はありません。数回に一回、「いつも出して頂いているので、これくらいはさせて下さい。」と言うと、あなたの気遣いに、お客様は喜ばれます。また、直接的な金銭の受け渡しはお店によっては禁止されているのでお店との規約に注意してくださいね。
あまり早くから会いすぎると、話題もつきるしお客様もお酒に酔いすぎてしまう可能性があります。そうするとせっかく同伴してもワンタイムで帰ってしまうということにもなりかねません。同伴の時間は、せわしなくはないけど今離れるのは名残惜しいという50分~1時間30分ほどがベストです。
指名のお客様がいるのなら同伴は決して難しいことではありません。1人が不安なら、お客様にももう1人男性を連れてきてもらって、仲の良いキャバ嬢と4人で同伴するという手もあります。今まではフリーで来てたけど、お願いしたら快く同伴してくれるというお客様もいますので新規の指名開拓へも繋がります。どんどんアプローチしてみてくださいね。
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