指名の取り方

よくストレートに「指名してくれませんか？」と言ってしまうキャストもいますが、この方法はあまりオススメできません。 確かに、その場では「面倒だし、この子で良いか。」と場内指名を頂ける事もあります。特に、ゆっくり落ち着いて飲みたいというお客様の場合は、こういった時に場内指名を入れてくれる方が多いようです。しかしこの場合は、お客様がご自分の意志でそのキャストを選んだ訳ではない為、その後の指名には繋がらない事がほとんどです。長くお客様に指名を頂きたいので、この場は良くても今後の事を考えるとあまり意味が無いですよね。 もしあなたが新人さんなら、その初々しさ、慣れていない素人っぽさを上手く活用すると良いでしょう。 恥ずかしそうに「あ、あの、もし良かったらここのお席にいても良いですか…？」と、初々しさを意識して言ってみましょう。まだ仕事に慣れていない雰囲気のキャストが好きなお客様には効果的です。断られてしまった時は、とても残念…寂しいなという雰囲気を出しましょう。その場は無理でも3人目のキャストとしてまた呼び戻してもらえるかもしれません。

焦らないこと！

もし場内指名を頂けなくてもあまり気にする必要はありません。フリーのお客様の中には、その日の予算を決めて飲みに来ていらっしゃる方も多く、指名料金を掛けたくないという場合もあります。ただ、名刺と連絡先の交換は出来る限り行いましょう。来店に対するお礼や、後日ご来店していただけるように営業をしましょう。そこから、指名で通って頂けるようになれば完璧です。

間違っても、そこで食い下がって場内指名をねだるような事はしないで下さい。ガツガツしていると思われ、あなたの印象が悪くなってしまいます。そうなると、その先に指名を頂く事はほぼ不可能になるでしょう。目先の場内指名よりも、後に続く指名の方が大きいですよね。

結果が直接反映されるところ

また、お客様の雰囲気や話し方から、どういったタイプのキャストが好みなのかを見極める事ができれば、それに合わせて接客をしていく事ができますよね。落ち着いた雰囲気のキャストとしっぽり飲みたい方、明るいキャストとワイワイ楽しく飲みたい方。お客様のタイプは実に多種多様です。

たとえばいつもワイワイ盛り上げ頻繁に場内指名をもらっている子でも、そのあとの指名数が極端に少ない場合があります。その場では楽しんで頂けても、キャストとして、女性としての魅力が十分に伝わらず盛り上げ要員になってしまうんです。 もちろん、それも立派な働き方です。しかし、場内指名はお給料にプラスされず、お客様が本指名として帰ってきてからはじめてお給料に反映されるお店がほとんどなのでキャバクラ嬢として稼げているとはいえません。

お客様がどのような接客をもとめているのか見極め、次回も来よう、また会いたいと思ってもらえるようにしましょう。初めからうまくはいかないので、先輩を手本にしてみたりやボーイの意見を聞くのも大事です。場内指名は“頂けたらラッキー”程度に考え、あまり焦らずに地道にお客様を増やしていきましょう！