大阪の北新地で毎年2月に行われる「お化け」と「お水汲み祭り」というイベントがあるのを知っていますか? 北新地の街が1年で一番盛り上がるイベントなんですが、大阪の人でも知らない人は多いはず。そこで、今回は「お化け」と「お水汲み祭り」についてを、北新地の街と合わせて皆さんにご紹介していきたいと思います。
まず北新地の街について紹介していきましょう。北新地は、大阪の梅田にある繁華街です。高級志向のクラブやラウンジ、スナック、料亭などが並び、お花屋さんやドレスショップ、スイーツ店なども夜の街にあわせて夜遅くまで営業しています。
また、このような繁華街では必ずあるといっていい「風俗店」が北新地には一切ありません。 利用されている方も、一見さんお断りにしているお店や高級志向のお店が多いので、接待に利用されるサラリーマンや富裕層といった40代以上の方などが多く見られます。 高級店と呼ばれるお店が多いですが、最近ではキャバクラやガールズバーなど低予算で楽しめるお店も増えており、昔と比べて若年層のお客様でも来店しやすい雰囲気になっています。
毎年2月3日の節分前後に北新地で行われる仮装イベントです。普段はドレスやワンピースで接客をしているホステスが、この日は花魁や和装など本格的な仮装でお客様を迎えます。 他にも和装、芸妓、男装などどれも本格的で、時代劇の世界から飛び出してきたようなクオリティの高さ。最近ではナースやメイド、アニメのキャラクター、アイドルといった今どきのコスプレをしている方も増えています。
このにぎやかなイベントを見ようと常連の方はもちろん、キャバクラに初めて来るという方の来店も多いですよ。また、お水汲み祭りの行事の一つ「龍の巡行」で行われる、約100人のホステス達が北新地の通りを歩く「お化けの大行列」は、お祭りの目玉になっています。
なぜ北新地ではこのようなイベントが行われているのでしょうか?それは、花街の伝統的な風習が関係しています。江戸時代の花街では、節分の日に普段はしない格好をして鬼を追い払うという風習がありました。昭和前期頃になるとお化けを行う花街は少なくなりましたが、北新地では街おこしの一環で現在でもこの風習を続けています。
堂島で古くから続いている「節分祭」と平成16年に再開された「お水汲み儀式」を合わせたお祭りで、街の活性化のために始められました。 正式には、「堂島薬師堂節分お水汲み祭り」と呼ばれています。毎年2月3日(3日が土、日の場合は直前の金曜日)に開催されていて、春と福を招く祭事として大阪キタの風物詩にもなっています。
お水汲み祭りは、堂島薬師堂を中心に北新地内で様々な催し物が行なわれています。 堂島アバンザの1階には特設ステージが組まれていて、お祭りのセレモニーであったり、芸妓さんによる奉納舞、北新地クイーンや仮装を行うお店の紹介が行われます。 お店や会社向けに竹筒護符の引き換えがここで行なわれます。すぐそばの堂島薬師堂では、奈良の薬師寺の僧侶によるお水汲みや護摩炊きといった行事が行われていてます。
また、北新地の街中では、鬼たちが街のあちこちに現れる「鬼追いの町回り」が1日かけて行われます。夜になると薬師堂に祀られている龍を先頭に北新地クイーン、文楽人形、さらに北新地のお店で働いているお化けとなったホステス達や鬼追い達合わせて約150人が、新地の通りを1時間以上かけて練り歩く「龍の巡行」が行われます。
お水汲み祭りは、北新地や堂島でお店や会社をしている人に向けた行事の多いお祭りですが一般の方も楽しめるイベントです。 先ほど紹介した「龍の巡行」や誰、北新地クイーンや大物芸能人が見れる特設ステージなどが用意されています。またステージ外では日本酒やぜんざいが無料でふるまわれています。 鬼追いは、お店や会社を回っているのであまり一般の人には関係はないようには思えますが、街中を所せましと歩いているので、記念撮影も気軽に引き受けてくれます。お店でも催し物ををしていたりするので、色々と回ってみているだけで楽しめますよ。
北新地で行われている冬のイベント「お化け」と「お水汲み祭り」についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか? お水汲み祭りは2017年で14回目を迎えますが、年々訪れる人は増えていて、今では北新地になくてはならないイベントになっています。お客さんとしてイベントを楽しむのもいいですが、キャストとして北新地で働いてみませんか?「GIRLS派遣Navi」ではお化けイベントに参加している北新地のクラブやラウンジなどもご紹介しております。ぜひ、お気軽にご連絡くださいませ。