忙しい年末年始が終わって次に訪れるイベントは2月のバレンタインデー。しかし、ウカウカしていられません。この2月…飲食店の世界では、閑古鳥が鳴くほど暇な「閑散期」と言われているんです。 少し選択を間違えただけで、時給が1,000~2,000円ダウン。給料が20~50万円ダウンなんてこともあり得る時期なんですよ!今日は、そんな閑散期の注意点、乗り越え方をキャバクラで働く嬢たちにご紹介していきたいと思います。
キャバクラには「閑散期」と呼ばれる期間があります。言ってしまえば「お店にお客様が全然来ない時期」ですね。 時期としては、忘年会や新年会、年末年始などの続く飲み会でお給料を使ってしまう人が多い“2月”そして、お盆休みの長期休みで家族サービス優先になって自分の時間がとれなかったり、旅行なのでお金を使ってしまう人が多い“8月”の1年間に2回です。
キャバクラに限らず飲食店はどこもこの『2月と8月(通称:にっぱち)』はお客様の数がガクンと減ることとなります。「年末年始忙しかったから暇でラッキー」そう思うのは最初だけ。お客様が減ればキャバ嬢は売り上げが立ちません。お店が暇になれば暇なだけ稼げないという図式が成り立ってしまうのです。
閑散期はキャバ嬢にとって大きなマイナス要素が生まれます。閑散期と言っても少しお客様が減るくらいでそんなに変わらないでしょ、と思っているキャバ嬢は要注意。 キャバクラ1本で生活している方は、もしかしたら生活が成り立たなくなるほどのことが起こる恐れもあるんですよ。閑散期の現実を6つご紹介していきます。
お店が暇なのにいつまでもお店をオープンさせておく必要はありません。ラストではなく、11時頃にお店を閉めてしまうこともあり得るのです。また、いつもは19時入りなのに21時入りになってしまうなど働ける時間が削られてしまうことも考えられます。そうすると、いられるはずだった時間のお給料がもらえないので大きくお給料が減ってしまうことになるのです。
売上が立たないと、売上制のお給料システムのキャバ嬢は時給がとても低くなってしまいます。 たとえばポイント制のお給料システムだと、12月に頑張って稼いだ500ポイント(時給5,000円)は1月の時給となります。1月に稼いだポイントは2月の時給というわけですね。 1月に必死に頑張って600ポイント(時給6,000円に)到達したとしても、指名を呼ぶ事が出来ない女の子は早上がりさせられるので、頑張ったポイントを生かすことが出来ません。
お店も赤字になりたくないので人員調整に必死です。人気のある子や、レギュラーで入っているキャバ嬢を優先でシフトを組んでいくので、人気のない子や週に1回しか出勤しないという子はシフトが削られる可能性があります。 「指名のお客様が来る予定があったり、同伴の予定が立ったら連絡して」といわれることもあるのです。新人や、お小遣いでキャバ嬢をしていた女の子は稼ぎづらい時期でもあります。
フリーのお客様が全然入ってこないので、期待できるのは“指名のお客様”。 ここで、指名のお客様が呼べるか呼べないかでお店からの信頼度などが変わってきてしまうのです。「お店暇だし、待機してるだけで時給がもらえるなんてラッキー」と思っているキャバ嬢は必ず見抜かれます。
「○○さん、お客様が何日も来てないけど」「なんでお客様がこないか分かりますか?」「○○さんはきちんと営業しているんですか?」「営業の仕方を教えてください」など圧迫気味な面談がはじまることもあります。
お客様に店外やアフターを誘われたとき、お店が忙しければ「お店休んだら罰金になっちゃうから」「ごめんなさい、今日ラストまでシフト入ってるから」と誤魔化すことができていましたが、お店が暇だとこの言い訳も無謀。「こんなに暇なんだからもう上がってアフター行こうよ」と言われやすくなってしまうのです。
年末は大忙しなので多少女性の質が悪くても本入店させるお店は多いです。ここでの質が悪いとは、年齢層が合っていない・女の子やお客様からクレームが来る、まったくの新人という意味と仮定してください。 年末年始はとりあえず“女の子の数”をそろえたいので多少の事には目をつぶりますが、閑散期に重要視されるのは“女の子の質”です。質と言っても求められるのは即戦力。“指名がよべるかどうか“が重要なのです。 良心的なお店ならシフト調整や時間調整をしてシフトに入れてくれますが、女の子のことを大事に思っていないお店ではシフトに入れない、またはばっさり「クビ」となってしまうケースもあるようです。
レギュラーで入っているキャバ嬢だけでなく、お小遣い稼ぎでキャバ嬢をやっている人も、なかなかシフトに入れないと困ってしまいますよね。そこで、閑散期の乗り越え方をご紹介していきたいと思います。
閑散期の乗り越え方としては、一番は前もって指名をつくるしかありません。閑散期とは逆の「繁忙期(10月ごろから年始まで)」に頑張るほかないのです。お客様のライフスタイルで判断してくださいね。
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事前準備が完了したら、あとは以下3つのことを心がけてください。
2月にはイベントがありますね。そう「バレンタインデー」です。 イベントごとがある月は、いつもより比較的簡単に営業することが出来るんですよ。しかも、誕生日やクリスマスなどのイベントと違って女性が男性にプレゼントする日なので、男性の気持ちやフットワークがとても軽いのです。「バレンタインデーとかその近辺に時間ある?渡したいものがあるのだけど…」と電話帳にあるお客様に連絡しましょう。いままで連絡を取り合っていなかったお客様でも、来てくれる可能性は十分にあります。
「閑散期に向けて忙しい年末年始も連絡取り合ったのに、全然お店に来てくれないからもうメールするの止めよう」そう思ってしまう気持ちはとてもよく分かりますが、せっかくだからもう少し頑張ってみませんか?お花見や新人歓迎会などがある4月にはフリーのお客様もドンドン入ってくることになります。お客様も「いつも連絡してもらってるからたまにはお店に行こう」と同僚を誘ってきてくれるかもしれません。せめて4月まで連絡を取り合うのを頑張ってみてくださいね。
いつも指名をもらっていて安定してお店に来てくれるお客様には、アフターを視野に入れた営業を考えてみるのも手段です。「今日お店に飲みに来れたらアフター行きませんか?お店が暇なときくらいしかゆっくりできないから…」といっておけばお店に来てくれるでしょう。ここのポイントはあくまで「お店に来てくれたらアフターしましょう」という風に話を持っていくことです。お店に来ないのに外で会うというのはくせになるし、キャバ嬢の売上にはならないのでやめておいたほうがいいですね。
お客様が指名で来てくれれば恐れる物は何もありません。お店は、1日1人は指名のお客様が来てくれるキャバ嬢をクビにはしませんし、「今日は0時に指名でお客様来るから」と言っておけばお店を早締めすることはありません。『忙しい時こそ丁寧に』を心がけて年末年始の接客をすれば閑散期は乗り越えられるはずです。
残念ながら年末年始に指名のお客様や連絡先をゲットできなかったというキャバ嬢は、運よく2月の閑散期に来店したフリーのお客様を全力で接客するしかありません。この時期に来るお客様は
という3パターンに分かれています。 『お金はないけど飲みたい方』は、キャバ嬢にドリンクを出さず安い時間にきてワンタイムで帰っていくので分かると思います。狙うべきは『1人身なので家族の生活に左右されない方』と『お金があるから飲む方』。 『1人身なので家族の生活に左右されない』お客様は、寂しいからキャバクラに来る人が多いです。「かっこいい、番号教えてほしい、彼女がいないなんて信じられない」と相手をおだててあげましょう。
『お金があるから飲む』お客様は羽振りが良い方が多いので分かると思います。こういったお客様は、顔が良い子・スタイルが良い子・胸が大きい子など自分の好みがはっきりしています。喋りに自信がないキャバ嬢でも、ちょっと露出度をアップしたり、ミニ丈のドレスを選んでみると効果ありかも。
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